みなさんは普段から「受験本番を意識した勉強」をすることができていますか?? ほとんどの人がただ勉強するだけで満足してしまっているのではないでしょうか??
わたしも受験勉強をはじめたてのときは、ただ机に向かって勉強しているだけで満足してしまい、成長している実感はありませんでした。
しかし、高2の秋に模試の成績が上がらなかったことをきっかけに、今までの意識を完全に変えました。
具体的には、「とりあえず勉強してればいい」という考え方から「今の勉強が、受験本番に本当に直結しているのかどうか」という考え方に変えたのです。
そこから、成績が伸び、独学・現役で旧帝大に合格することができました。
この意識の差が成績の伸びに圧倒的な影響を与えることとなったのは間違いありません。
この記事では、普段の勉強から受験本番を想定することの重要性についてまとめました。
この記事を読むことで、毎日、成長している実感を手に入れることができるでしょう。
1分1秒、受験本番を意識して勉強するのが重要
普段いくら勉強していても、試験本番で点数を取って合格することができなければ意味がありません。今の勉強が本番に直結しているかどうかを常に意識しましょう。
本番だけ何とかなるということは絶対にありえません。
どれだけ模試でA判定を取っていたとしても本番で不合格になれば模試の結果など紙クズ同然です。逆にずっとE判定を取っていても、最後に合格すれば勝ちです。
この「常に本番を想定して勉強する」という意識をもっているかどうかが、後に圧倒的な差を生み出します。
本番を想定した本当の勉強とは
1. 過去問を見て、どのような力を要求しているのかを徹底的に考える
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があります。
過去問を見て、どのような力を要求しているのかを確認しましょう。そして、何を勉強すれば合格できそうなのかをしっかりと確認してください。
2. 英単語、数学の基本的な解法などのような基礎知識をスラスラと言えるようにする
例えば、共通テストではかなりのスピードが要求されます。
なので、英単語や英文法、数学の基本的な解法などのような基本知識については見た瞬間に即答できるレベルでなければ到底本番で太刀打ちできません。二次試験においても同様です。
また、本番はかなり緊張することでしょう。緊張するとどうしても普段より実力を発揮することができなくなります。
それを加味して日々の勉強で基礎知識を秒速で答えられるようにする意識をもつことが重要です。
3. 一度解いたことある問題は、本番で出てきてもいいように確実に解けるようにする
一度解いて間違えた問題は、本番で出題されても絶対に解けるようにしなければなりません。本番で見たことある問題が出題されたら超ラッキーです。
1点差で勝負が決まる世界です。一度解いたことある問題で落としているようでは受かりません。絶対に解けるようにしましょう。
自分が過去受けてきた模試の問題で、現在も解けるようになっていなければもっと絶望しなければなりません。
模試を本番だと思え!!
模試を本番と意識して受験することが重要です。以下に特に模試を受ける際に意識してほしいことをまとめました。
・ 時間配分を意識する
どの大問にどれだけの時間をかけるのかをしっかりと意識しましょう。
・ 難しい問題が出題されたときの対処法を考える
受験本番でも時間を食われてしまうような難しい問題が出題されることがあります。そのようなときにどう対処するかを模試で練習しておきましょう。
・ 気持ちを落ち着かせる方法を考える
受験本番はどうしても緊張してしまうものです。そのため、模試のうちから緊張に対処する方法を考えるようにしてください。
具体的には試験前、休憩時間の過ごし方を考える必要があります。また、試験中に眠気を感じないために昼食で何を食べるのかなども意識しなければなりません。
本番で同じミスをしなように徹底的に分析する
ミスは誰でも起こりえるものですが、それを改善しなければ本番でも同じミスをしてしまう可能性があります。
模試でミスをしたら、二度と同じミスをしないように徹底的に分析しましょう。
特に意識して欲しい点を以下にまとめました。
・時間が足りなかった理由を考える
模試などで時間が足りなくて、解けるはずの問題を時間内に解くことができなかった経験があると思います。
解けるはずの問題を落としてしまうのは非常にもったいないので時間配分の見直しなどを意識して改善しましょう。
・計算ミスをした理由を考える
計算ミスは多くの人がしてしまうものです。それが原因で落ちる人もたくさんいます。普段の勉強、模試で計算ミスをしたときに、なぜミスをしたのかを考えると良いです。
・英作文のミスを分析する
英作文のスペルミス、三単現のSのつけ忘れなどは多くの人がしてしまう傾向にあります。この些細なミスで不合格にならないように分析しなければなりません。ミスをまとめたノートをつくるのも効果的ですよ。
・マークミスの分析をする
1つマークミスをしてしまうだけで、すべてズレてしまい、ゴッソリ点数が引かれてしまいます。本番でそうならないように、どうすれば防げるのかを考えるようにしてください。